「札束をライターで
あぶって燃やせる人間になれ」
札束を燃やすとはなんとも強烈で魅惑的なキャッチコピーである。彼の根底には、彼自身自覚はないだろうがグレアムの系譜を継ぐ株式投資の概念(すなわちバフェットロジー)が根底に流れている。このバフェットロジーを持って不動産業界に殴り込みをかけている。それに加えて東大卒という抜群の頭脳を持っているのも強みであろう。
今回のセミナーの売りは、DCF法で評価して資金を借りる銀行を紹介してくれる点にある。この事により資金を調達するというボトルネックは解消する。
氏の戦略は信用アービトラージであり
「破産を覚悟しろ」
である。これを徹底して利用する事にある。相当に危険な香りがする。
しかし非常に正しい思考である。理詰めで突き詰めて考えれば、破産は恐ろしくないのだ。つまり金森重樹氏は破産の調停に立った経験から、破産は何も恐ろしくないと熟知しているのだろう。このシステムの構造を徹底的に利用する思想を持っているように思う。
その考えを踏まえた上で、ノン・リコースローンを使い破産する事なしに、信用アービトラージを駆使する方法について解説してくれる。これにより非常にリスク限定で大きな賭けに出る事ができるだろう。
しかしそれだけではないのだ、戦略がきちんと練られている点も見逃せない。信用アービトラージという戦略を差し引いても彼は天才と言わざる得ない。
そしてアセットは呼吸しなければならないという比喩表現は見事である!
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