RS(レラティブ・ストレングス)とは


Relative Strength(レラティブ・ストレングスの略で、アメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標で過去一定期間の株価における上昇・下降分の割合です。


前年度年初の株価と今年度年初の株価を見た場合
【算式】RS(%)=(今年度株価−前年度株価)÷前年度株価×100
上のように、RSを年間株価変動率で見た場合、RSが最も高い銘柄は、去年最も上がった銘柄となります。




RS(レラティブ・ストレングス)について
次のグラフは、米国株式のデータベースであるS&Pコンピュスタットの1951年から1996年までの45年間のデータを使って、全銘柄をRS(年間株価変動率)によって10のグループに分類し(1が最も高く、10が最も低い)その複利リターンのパフォーマンスを表したグラフです。



グラフを見ると、RS(年間株価変動率)が最も高い=去年最も値上がりした銘柄群は、最もパフォーマンスが良くなっています。反対に、去年最も値下がりした銘柄群は「マットレスが元に戻ろうとする力(リターン)だってこれよりはましだろう」と揶揄されるほどパフォーマンスが悪いです。

EPS(1株あたり利益)上昇率上位銘柄が散々なパフォーマンスなのに対して何故RS(株価上昇率)上位銘柄のパフォーマンスが良いのかという疑問に対して、ウォール街で勝つ法則では、以下のように結論づけられています。

  • 理由その1

価格の勢い(モンメンタム)というのは、市場が上昇しようとしている方向に資金が向かっている状況を指す。
RSが高い銘柄は、PERや利益上昇率も高いと考えられているが、これは誤り。年間株価上昇率が最大の銘柄を長期にわたり観察したら、PERは市場より30%〜50%高いだろうが、市場で最大であるケースは希。

  • 理由その2

RSの高い銘柄の5年間EPS成長率や年間上昇率は全体としてみると市場を上回るが、だからといって並はずれて高いわけではない。


では実際、日本株ではどうなのか?2004〜2005年の2年という短い期間ですが調べてみました。

結果、2004年RS上位50銘柄の2005年平均パフォーマンスは89.32%、2004年RS下位50銘柄の2005年平均パフォーマンスは45.40%となりました。RS上位50銘柄の平均パフォーマンスが下位の2倍近いパフォーマンスを上げました。ただ、2005年TOPIXの年間パフォーマンスが43.5%だったので、2005年はRS下位50銘柄のパフォーマンスも平均並みのパフォーマンスは出しています。



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