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全ては遠謀深慮なる計算 ロシアの債権のアービトラージで股裂きになって破綻したLTCMであるが、彼らは愚か者ではない。結果として顧客の金を吹き飛ばし、経済に信用不安を与えたが政府の介入を招き損失を免れたのである。
彼らは恐らくそこまで計算づくであろう。破綻する可能性を考慮した上でなおかつ馬鹿げたレバレッジ(元本の27倍!!)を効かせて勝負に出たのである。顧客の金が吹き飛んでも自分の財布は傷まない。しかしパフォーマンスを上げれば桁外れの給与が与えられる。ある程度、社会的な責任感の欠如した人物ならこんな美味しい状態をほっておくはずがない。 |
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すなわち彼らが本質的にやった事は ロシアの債権とのアービトラージなんかじゃなくって ![]() ![]() これを私は勝手に信用アービトラージと名づけている。債券トレーダージョン・メリウェザーはノーベル賞教授の信用を担保に銀行からレバレッジ(借金)を最大限に借り入れ、社会システムを徹底して利用したハイエナなのである。 なぜなら破綻しても政府が救ってくれるし、仮に損しても顧客の損、自らが被るのは社会的な評判を失う事だけで、見返りを考えればあまりにも非効率性が存在しているといわざる得ない。もちろん勝率を上げる方法としてロシアの債権のアービトラージを選んだんだろうけど。結論として彼らは馬鹿ではない。ノーベル賞の名前を貸した教授2人は痛手を食ったけどね。 ノーベル賞ブランドを給与という形で割安に購入し、そのブランドを担保にレバレッジ(借金)を最大限に高め限界一杯まで相場を張る。外れても損失はなし、当たれば報酬は莫大。全ては他人の金で勝率の高い馬券を買ったわけだ。それがたまたま外れてしまったという事。
以前よりも規制が厳しくなったものの、今後もこの手の事件は出てくるだろう。
ヘッジファンドは構造上信用アービトラージをやれ!と言っているに等しい状況なのだから。 私はバリュー投資で有名な某ファンドは、出口戦略を用意していないのではないか?と勘ぐっている。 自ら仕手性を発揮して株価を吊り上げ、売却しなければ含みの評価としてファンドのパフォーマンスは高くなる。よってファンドマネージャーの給与も成績に応じて得られるわけだ。賢い連中はこれをあからさまにやらずほんの少しだけまぜこっそりと行なう。 そうこっそりとだ。ホリエモンのように1000分割をして株価を一気に吊り上げるような事をする輩は実はかえって社会の為になるのである。なぜならあからさまに悪事を行なうと社会はそれを規制しようとするからだ。 結論: LTCMは馬鹿じゃなくって信用アビトラージをする投資家
ホリエモンは、逮捕されて悪者になったけど、本当はいい人?
PS 後日談 サブプライムショックでまさに同じような展開になってしまった。他人の金で勝負をした人達のツケを払う時となったのだ。 巨額のボーナスを持っていった連中はもう引退している。残った借金は国民がインフレという形で支払うのである。 また海外に本拠地を置く某バリュー系ファンドも巨額の含み損を抱えている。多額の成功報酬は既に手中にある。儲けは折半、損失は顧客が負担するのである。 |
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