2008/5/15
皆さんご存知のように、先日中国の四川省で大きな地震がありました。
非常に心苦しい惨事が起こりました。
死者の数は1万5千人とも5万人とも言われています。あるいは10万人を超えるかもしれません。
さて、ここは投資を主に扱うサイトなので経済にどう影響を与えるかの視点から考えて行こうと思います。
中国の建物には、鉄筋が入っていなかった
という事が判明致しました。私は以前から、中国の建築物がいい加減な作りをしていたと思っていましたが、それは地震の無い国なのだから、気にしなくてもいいんだろうと思い込んでいました。
しかし現実には、中国には巨大な活断層がいくつかあり、過去に何度か大きな犠牲者を出している事が分りました。
さて仮に貴方が中国の北京に住む、ごく普通の中流階級の男性だったとしましょう。地震が起きる前までは、マンションを買う事を考えていました。奥さんもマンションを欲しがっていました。
この巨大地震が起きた後で、
今そびえたっている粗悪なマンションを欲しがりますか?
ひょっとしたら、鉄筋が一本も入っていないかもしれないのです。
普通の感覚なら、耐震基準がきっちりと整えられた後まで我慢すると思いませんか?あの凄惨な映像を見せつけられたら、既存のマンションを買う気など失せると思います。
これが何を意味するか?なのですが、中古マンション、住宅市場の価値ががた落ちする可能性が高いという事です。
今まで価値があると思っていた不動産が
紛い物であった
という事です。
アメリカでは、サブプライム問題が経済を燻る一大危機を迎えました。
ムーディーズやS&Pが格付けするAAAの
債権にゴミが紛れ込んでいたのですが、
中国では、不動産物件自体が紛い物であったわけです。
今後中国の不動産物件が大きく下落するようなことがあれば、不良債権問題が起きかねません。アメリカと同様に、金融危機を引き起こす可能性があると思います。
私はこれを
「支那PRIME問題」
と名づけたいと思います。
価値あると思っていた不動産が偽者だった、あるいは相当な高リスクの物件であるという認識は、かなりの経済負担を中国に強いる事と思います。
半年後くらいに、中国も景気後退に見舞われる可能性があるとここに指摘しておこうと思います。
それがさらに商品バブルに波及する可能性も秘めていると思います。需給圧迫を解消する可能性があるからです。
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